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商品紹介ITEM INTRODUCTION
「夢に燃えて東北大学工学部原子核工学科に入学した私は、原子力を学び始めてすぐに、その選択が間違っていたことをしりました。
なぜ電気を使う都会に原子力発電所を建てないのか。
その答えはとても単純なものでした。原子力は発電所は都会では引き受けられない危険を抱えたものだからでした。
1970年10月に女川町で開かれた原発反対集会に参加し、それ以降私は、反原発の道を歩き始めました。
私は1974年から「京都大学原子炉実験所」で放射能測定を専門として研究していますが、原子力研究の世界に住みながら、なぜ原子力に反対し続けるのか、そのことをこの本に記します。
(はじめにより抜粋)
【もくじ】
- はじめに
- 1章 被爆の影響と恐ろしさ
- 2章 核の本質は環境破壊と生命の危険
- 3章 原子力とプルトニウムにかけた夢
- 4章 日本が進める核開発
- 5章 原子力発電自体の危険さ
- 6章 原子力に悪用された二酸化炭素地球温暖化説
- 7章 死の灰を生み続ける原発は最悪
- 8章 温暖化と二酸化炭素の因果関係
- 9章 原子力からは簡単に足を洗える
- 10章 核を巡る不公正な世界
- 11章 再処理工場が抱える膨大な危険
- 12章 エネルギーと不公平社会
- あとがき
著者 小出裕章 発行日 2010年12月12日 発行所 創史社
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